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桜の季節が巡っても
第6章 落涙の夏
泉夏の頭の中は混乱していたが、彼にただ従うしかない。
なんの心の準備もなく、思いもかけず、初めて突如触れられた-右手。
大学で一年間見慣れた腕統計が嵌められてる、あなたの左手。
ペンを持ち。
テキストを捲り。
眼鏡をかけ。
ペットボトルを拾い。
大きな赤い花丸を描いてくれた-その手。
その手が今、私に触れている。
あなたに逢いたいと毎日願ってはいたけれど。
あなたに触れたい。
触れて欲しいとは-正直、思っていなかった。
毎日逢えるわけじゃなかったし、いつでも話せる関係でもなかった。
どうやったら今日はあなたに逢えるのか。
どうやってこの質問の時間を伸ばそうか。
それ以外の事を考える余裕なんて-とてもなかった。
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