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桜の季節が巡っても
第6章 落涙の夏
久し振りの再会なのに、次から次へと一向に彼と向き合えない理由が浮かび-いよいよ顔を上げるタイミングが掴めない。
居たたまれず、乱れきっているであろう髪の毛をなんとなく手で軽く直してみる。
「好きなの?」
突然、問われた。
泉夏は弾かれたように、彼を見た。
「す、好き!?」
なんで私の心の中が分かるの?
焦って声が上擦る。
そんな泉夏の様子を訝しく思いつつ、秀王は続ける。
「…その、爪の色。いつも同じ気がするから」
前髪にやっていた泉夏の指の先を見、彼は言った。
「あ…」
その事-勘違いしていた自分が急激に恥ずかしくなる。
でもそんな言い方だと、誤解しちゃうじゃない。
多少の反発も込め、泉夏はきっぱりと言い切る。
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