この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜の季節が巡っても
第6章 落涙の夏
今日はもういくら涙を流したかしれないのに。
なのに何故、またこんなにぼろぼろ零れてくるの。
「あの時のあの電話は、きっと病院からでっ…」
あの日、私は自分の事ばかり。
嬉しかったのは、私だけ。
先生は一刻も帰ってあげたかったのに。
先生が言う、唯一の家族の元に。
なのに私は、その家族との残り少ない時間を-きっと、奪ってしまっていた。
彼女なんかじゃない。
あの電話は、そんなんじゃなかった。
冬休みの前日は『養わなければいけない家族』だったのに、冬休み明けには過去形だった。
つまりその間に、シロは死んでしまったって事で。
引き留めたあの日に、先生が来るまでに間に合わなくてだったのなら-だったら私、どんなに謝っても償いきれない。
とっても、怖い。
でもやっぱり先生には、真実を訊かなければいけない。
/1346ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ