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桜の季節が巡っても
第1章 心恋の春
残念だったな-言い残し。
この場から立ち去ろうとする准教授を、麻衣は最後の足掻きで呼び止める。
「先生…!」
麻衣が尋ねるより早く。
背中を向けたままの姿勢で、秀王の左腕が高く天に突き上げられた。
ワイシャツの袖から覗いたのは-、
「スピードマスター…!」
それを目にした麻衣が、弾かれたように叫んだ。
泉夏の瞳も自然、釘付けとなる。
オメガの時計が、彼の左手首の外側に光っていた。
「麻酔は出ないけどな」
横顔を見せた秀王の口元が、愉快そうに歪んだ。
それも、一瞬。
准教授-有栖川秀王は、すぐにいつもの冷静な表情へと戻り。
今度こそ本当に立ち去った。


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