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桜の季節が巡っても
第6章 落涙の夏
ようやく我に返った秀王は微笑み-やがて深く、頷いた。
「確かにその通りだ。甘く見てはいけなかった」
私に勝てるだなんて思わないで。
私に勝とうだなんて。
泉夏は勝ち誇った笑みを浮かべたが-すぐに不安気な表情となる。
こんな事、本当は訊きたくなんかなかった。
「先生…今度はどこに行ってしまうの?」
どこにも行かない-そう、言って。
縋る想いで、彼を見た。
だがしかし、泉夏の願いは見事に砕け散る。
静かな秀王の言葉は想像を超える遠い場所で-泉夏は眉根を寄せ、固く瞳を閉じた。
「アメリカへ」




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