この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
桜の季節が巡っても
第6章 落涙の夏
昨夜は一睡も出来なかった。
東の空が白み始めて早々、泉夏は部屋のカーテンを開けた。
ベットの中にいたって、寝れないのは分かっている。
だったら起きていた方が、少しでもまだ気が晴れる気がする。
涙と寝不足と-目はもの凄く腫れているし、頭も痛い。
エアコンも一晩中つけっ放しでいたせいか-なんだか全身だるい。
身も心もぼろぼろで-なんにもやる気が起きない。
今日が夏休みで良かった。
大学の授業がもしもあったのなら、確実にさぼってた。
こんな状態でなんか、何も。
何も、したくない。
こんなに辛い想いをするのなら、メールなんか届かないままが良かった。
届かないまま、あのままさよならしていた方が。
なんで私、メールの最後の一文字を解いてしまったの。
東の空が白み始めて早々、泉夏は部屋のカーテンを開けた。
ベットの中にいたって、寝れないのは分かっている。
だったら起きていた方が、少しでもまだ気が晴れる気がする。
涙と寝不足と-目はもの凄く腫れているし、頭も痛い。
エアコンも一晩中つけっ放しでいたせいか-なんだか全身だるい。
身も心もぼろぼろで-なんにもやる気が起きない。
今日が夏休みで良かった。
大学の授業がもしもあったのなら、確実にさぼってた。
こんな状態でなんか、何も。
何も、したくない。
こんなに辛い想いをするのなら、メールなんか届かないままが良かった。
届かないまま、あのままさよならしていた方が。
なんで私、メールの最後の一文字を解いてしまったの。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


