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桜の季節が巡っても
第6章 落涙の夏
こんな永遠のお別れの直前に。
もう来週には遥か遠くへ行ってしまうのに。
もしかしたら。
いつか。
この街のどこかで擦れ違うかもしれない-心のほんの片隅に淡い想いを持ち続ける事ですら、叶わなくなってしまった。
だってあなたはもう行ってしまうから。
だったあなたはひとりで行ってしまうから。
だってあなたはもう二度と帰って来ないから。
だってあなたは私を置いて本当に行ってしまう-。
昨日あんなに日中泣いて。
夜にひとりきりになり、ベッドで声を押し殺してまた泣いて。
もう一生分の涙を出し尽くしたはずなのに-どうして再び溢れてくるの。
指で頬を伝う涙を拭う。
この恋の結末を、まさかこんな形で突然迎える事になるだなんて。
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