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桜の季節が巡っても
第6章 落涙の夏
「自分にとっては凄く大事な物だったから…ありがとう」
「…彼女からの、プレゼント?」
「いないって言ったろ」
彼の喉が鳴った。
直感で彼の物だろうとは思っていたけれど、彼が誰から貰った物かは分からず-正直、ちょっと複雑な気持ちでずっと机の中にしまっていた。
だってどう考えても、彼が自ら好んで購入したとは考えにくい代物だ。
そしてそれを大学にまで身に着けて来るなんて。
余程大切なひとからの贈り物としか思えなかった。
密かにやきもきしていた。
じゃあ、誰から-どうせ最後だし、もう少ししつこく訊いてやろうとした時。
「両親の、形見のような物だ」
秀王が先に口を開いた。
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