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桜の季節が巡っても
第7章 傷心の秋
「そう、そのまま-」
微笑み、龍貴はライターを点火させ、静かに煙草に近付けた。
煙草の先が赤くなる。
次第に、煙が口の中に充満してきているのが分かる。
思わず、眉を寄せる。
それが合図のように、龍貴は泉夏の唇から煙草を離す。
「吐き出しな」
「全然美味しくない」
口元を両手で押さえ、言葉を絞り出す。
「それはまだ、ただふかしてるだけ。ほんとは煙をもう一度肺まで入れるんだけど、それをしたらむせそうだったからやめた」
「よくこんなの毎日吸ってるよね」
「高一から吸っているからな。慣れたもんだ」
声を立てて龍貴は笑い、運転席に体を預けた。
そして泉夏が吸い残したセブンスターを咥えた。
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