この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜の季節が巡っても
第7章 傷心の秋
この上なくぞんざいな話し振りだったが、勿論自分を心配するが故だと泉夏は十分理解していた。
なので大人しく従う事にした。
具合が悪くなるまで本当に食べろなんて彼は考えてないし、自分が払うんだからと上から目線で言ってるわけでも決してない。
実際残す気なら全然残せたのだが-結局は割と食べ切れてしまった。
ごちそうさま-帰り際、店を出てからに泉夏がお礼を言うと、龍貴は嬉しそうに笑った。
『どういたしまして』
『…ねえ、龍』
『ん?』
『どうしていつも龍は私にとっても良くしてくれるの』
正面きって、泉夏は龍貴に尋ねた。
『前から思ってたけど。基本龍は誰にでも優しいけど。私には、もう少し優しい気がする…自惚れじゃなければ、だけど』
自分で話を振っておきながら、急激に恥ずかしくなってくる。
/1346ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ