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桜の季節が巡っても
第7章 傷心の秋
「昨日の夕飯久々に沢山食べれて、それから食欲が少しずつ戻ってきたような気がするんだよね」
いつもは少なめに作ってきていたお弁当ですら、残したり残さなかったり-やっと食事を終えてた感があったのだが、今日は難なく全部食べれた。
加えて、デザートでも食べてみようかなと思う余裕すら生まれた。
「よっぽど美味しい物でも食べたの、昨日?」
麻衣が身を乗り出してきた。
「うん、昨日は龍と-」
全部は言わせてもらえなかった。
麻衣に両肩をがっちり掴まれた。
「お兄さんと?」
「そう…だけど」
「また誘ってってゆったじゃん!」
「あ…そうだったね、ごめん。なんか急にご飯行く事になってさ」
「次は絶対だよ~!」
「わ、分かった…」
肩を軽く揺すられた為に、手にしていたプリンを危うく落としそうになる。
少々ひやっとしたところを、横から容器を支えられた。
いつもは少なめに作ってきていたお弁当ですら、残したり残さなかったり-やっと食事を終えてた感があったのだが、今日は難なく全部食べれた。
加えて、デザートでも食べてみようかなと思う余裕すら生まれた。
「よっぽど美味しい物でも食べたの、昨日?」
麻衣が身を乗り出してきた。
「うん、昨日は龍と-」
全部は言わせてもらえなかった。
麻衣に両肩をがっちり掴まれた。
「お兄さんと?」
「そう…だけど」
「また誘ってってゆったじゃん!」
「あ…そうだったね、ごめん。なんか急にご飯行く事になってさ」
「次は絶対だよ~!」
「わ、分かった…」
肩を軽く揺すられた為に、手にしていたプリンを危うく落としそうになる。
少々ひやっとしたところを、横から容器を支えられた。

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