この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜の季節が巡っても
第7章 傷心の秋
「流川、夏休みなんかあった?」
休みが明けてから二週間。
ずっと気になっていた事を、大樹は遂に口にした。
その日の講義が終了し、駅までの道のりをふたりで歩いている時。
不意に問われ、泉夏は大樹を見た。
いつも一緒の麻衣は、今日は歯医者だった。
予約時間がぎりぎりという事で、今日は授業終了と共に急ぎで帰ってしまい-のんびりひとりで歩いていたところを、大樹に声をかけられたのだ。
大学の中でもふたりきりになる機会は滅多になく、数少ないチャンスと思ったのか-駅までの道のりを一緒に帰ろうと彼に誘われた。
断る理由も見当たらなく承諾したのだが-更に今しかないと思ったのか、先程の質問を程なく受けた。
「…なんかって?」
可能ならあまり触れて欲しくない話題だったので、大樹には悪いがとりあえずとぼけてみせる。
/1346ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ