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桜の季節が巡っても
第7章 傷心の秋
「高一から煙草とお酒を既に解禁してた人とは、一緒にしないでもらいたいんだけど。私達はちゃんと法律遵守してるんで」
だがあくまで、龍貴は譲らない。
「絶対嘘だろ」
「未成年にアルコール進める大人ってどうよ。逮捕されるよ」
「彼は?」
「伊東君?」
「そう」
「成人してるよ。確か、六月が誕生日だったから-」
それを聞いた龍貴の顔が、非常に愉快そうに歪んだ。
「な、なによ?」
泉夏は即座に身構える。
今までの経験上、彼のこういう表情(かお)は、大抵ろくでもない事を考えてる時のものなのだ。
「へえ~、伊東君の誕生日知ってるんだ。そういやさっきも彼に電話してたしな。春は知らなかった電話番号も、いつの間にか知る仲になったんだ?」
だがあくまで、龍貴は譲らない。
「絶対嘘だろ」
「未成年にアルコール進める大人ってどうよ。逮捕されるよ」
「彼は?」
「伊東君?」
「そう」
「成人してるよ。確か、六月が誕生日だったから-」
それを聞いた龍貴の顔が、非常に愉快そうに歪んだ。
「な、なによ?」
泉夏は即座に身構える。
今までの経験上、彼のこういう表情(かお)は、大抵ろくでもない事を考えてる時のものなのだ。
「へえ~、伊東君の誕生日知ってるんだ。そういやさっきも彼に電話してたしな。春は知らなかった電話番号も、いつの間にか知る仲になったんだ?」

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