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桜の季節が巡っても
第7章 傷心の秋
「恋愛してないし」
だろうね-龍貴は鼻で嗤った。
「未だに電話一つ出来ないようじゃ、後何年かかるやら」
「だから私は訊いた側じゃないって」
つい、むきになる。
「まあ、お前らがどうなろうがどうでもいいけどさ。麻衣ちゃんが来れないなら、俺もこんな急いで来る必要なかったよね、別に」
灰皿に煙草を押し付けて、龍貴は言った。
「だって急だったんだもん…龍、仕事中だろうから、ラインも控えてたんだけど」
「ラインぐらい平気だろ。マナーモードにしてるんだから」
「そうだろうとは思ったけどさ…でも、万が一にも邪魔しちゃ悪いと思って」
「まあ、それは気を遣ってもらってありがたいんだけどさ。…なんかこの三人の集まりって微妙だよな」
「…です」
龍貴にまた会うのをとても楽しみにしていた麻衣は、親戚の不幸とかで直前になってキャンセルになった。
数日、実家に帰らなきゃいけなくなったらしい。
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