この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜の季節が巡っても
第7章 傷心の秋
「なんの用もないって酷過ぎ」
泉夏は軽く龍貴を睨む。
「俺、帰ろうかな」
ぽつり。
いきなり呟かれ、泉夏は焦る。
「伊東君はお前会いたさに来るわけで。多分、お前と俺がふたりでいるのが嫌で来るわけで。だったら俺、いない方が良くね?伊東君の邪魔したくないし」
有言実行の龍貴の事、すぐさま腰を上げそうで、泉夏は慌てふためく。
「やだ、帰らないで」
龍貴のワイシャツの袖を、急いで強く掴む。
「お願い、ふたりにしないで」
切実に懇願する泉夏に、龍貴は苦笑いした。
「電話の一本も出来ない男が、ふたりきりになったってなんもしねーよ」
「…そうじゃなくて」
消え入りそうな、泉夏の声。
/1346ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ