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桜の季節が巡っても
第7章 傷心の秋
「好きだって言われても?」
大樹の両眼が泉夏に絡んだ。
「好きだって言われても、少しも心が動いたりしない?」
結局、それが最も訊きたかった事-泉夏は溜め息を吐いた。
あの時の龍貴は、二番目扱いされた事実に納得いかなかったんだと思う。
いつどんな時も、自分が一番のひとだから。
だからあんな風な言い方を。
これだって、春の出来事。
そんな前の事をようやく。
確かにこれじゃあ、中学生だと言われても仕方がない。
そもそも彼は本当に私を好きなのだろうか-それさえも怪しくなってくる。
もうそういう感情がないのなら、それはそれでいいのだけれど-。
「私も龍が好きだよ」
泉夏は大樹にはっきりと言い切った。
大樹は明らかに驚き、息を呑んでいる。
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