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桜の季節が巡っても
第7章 傷心の秋
「伊東君が気にしてる恋愛的なものではないけど、私は龍が好き。とても好き。普段はあんな調子だけど、いつも優しいし、困った時は必ず助けてくれる。本気で嫌がる事は絶対しない。正直、あまり外見を気にした事はないけれど…きっとかっこいい部類に入ると思うし」
大樹から目を逸らさずに、泉夏は続ける。
「好意を持たれているのなら、いつか私も恋愛のそれで好きになる日がくるかもしれない。私も感情を持った人間だから、いつどんなきっかけでそのひとに惹かれるか分からない。だからもしかしたらそのうち、龍を好きになるかもしれない」
-それは否定出来ない。
誰かを好きになるきっかけなんて。
誰かを好きになる瞬間なんて。
そんなの誰にも分からない。
予測不可能だから、あんなにも胸が高鳴る。
私は、知っている-。
泉夏の普段見せない迫力に圧倒されていた大樹だったが、やがて告げた。
「じゃあ、俺にもその可能性があるって事だよね」
泉夏は訝しげに彼を見る。
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