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桜の季節が巡っても
第8章 忘却の冬
「元々、本は昔からよく読んでた方だと思う」
「今日も面白い小説に夢中になってた?気付いたら待ち合わせの時間に遅れそうで、急いで来てくれたんだ?」
「…今日で読むのは五回目だったけどね」
そうなんだ?-大樹は本気で驚いているようだった。
「なんて本?そんなに面白いんだったら、今度俺も読んでみたい」
大樹が顔を覗き込むんでくる。
泉夏は一呼吸置いて、口を開いた。
「今度ね」
「え、今度?なんで?」
さっぱりわけが分からない様子の、大樹。
「どうしても」
泉夏は屈託なく笑う。
ごめん-時間に遅れた事じゃなく。
ごめん-今日で五回目の本のタイトルは、今度も教えられない。
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