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桜の季節が巡っても
第8章 忘却の冬
「多分。秋に伊東君と三人で集まったよね。それ以来会ってない」
「そうなんだ?」
冷静を装いつつも、大樹はほっとする。
この流れで、ずっと密かに確認しておきたい事があった。
「…あのさ、流川」
声のトーンが一段、低くなる。
泉夏は大樹の横顔を見ながら、次の言葉を待つ。
「あの日さ、俺がファミレス着いた時…流川、お兄さんと何してた?」
「え、何って?話をしてただけだったよ…?」
「いや…なんかこう、顔にさ。手をやって-」
根が純情な彼は、説明だけでもう顔は赤くなっていた。
すぐには理解出来なかった泉夏だが-記憶の糸を手繰り寄せる。
「…ああ。なんだろ、私も分からない」
「え、分からないって?」
期待していた明確な返しではなく、つい語尾が上がってしまう。
そんなに食いつく事なのかな-泉夏は少し怯んでしまう。
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