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桜の季節が巡っても
第9章 邂逅の春
その時。
驚愕のあまり呼吸が一瞬、停止した。
足が竦み、小刻みに震え出す。
立っていられない。
棚に肩を預けた拍子に、両手から零れ落ちる、貴重品と本。
静かな閲覧室に響く、音。
急いで拾おうとして-繋がる、瞳と瞳。
いつかのように。
いつかと同じように。
みっつめの棚の脇に立ち、広げた本を真剣な眼差しで見つめる、眼鏡をかけた-その横顔。
きっと、似たような人を見間違った。
或いは、幻を見た。
だって、そんなわけがない。
どうして、そんな事があるの。
有り得ない。
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