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桜の季節が巡っても
第2章 了見の夏
「毎日暇だろ」
ハンドルを握りながら、愉快そうに龍貴(りゅうき)は尋ねてきた。
「…バイトやったり、課題もあるし。そうそう暇を持て余してるわけじゃないけど」
さっきもなんだか同じような事言ってたな-車窓の外を流れる景色をぼんやり眺めながら、泉夏は答える。
「バイト?マジで!?」
泉夏の一言に龍貴は食いついた。
「…マジで」
「どこで?」
「家の近くのコンビニ。ほんとはもっと時給のいいとこでやりたかったんだけど、お兄ちゃんが遠いところは帰りが心配だって」
「へえ~!涼がよく許したな!」
感嘆の声を上げる。
「何?どんな心境の変化?」
「ママが説得してくれて、ようやく。いつまでも子供じゃないし、世間知らずのままだと将来困るのは泉夏よって」
ハンドルを握りながら、愉快そうに龍貴(りゅうき)は尋ねてきた。
「…バイトやったり、課題もあるし。そうそう暇を持て余してるわけじゃないけど」
さっきもなんだか同じような事言ってたな-車窓の外を流れる景色をぼんやり眺めながら、泉夏は答える。
「バイト?マジで!?」
泉夏の一言に龍貴は食いついた。
「…マジで」
「どこで?」
「家の近くのコンビニ。ほんとはもっと時給のいいとこでやりたかったんだけど、お兄ちゃんが遠いところは帰りが心配だって」
「へえ~!涼がよく許したな!」
感嘆の声を上げる。
「何?どんな心境の変化?」
「ママが説得してくれて、ようやく。いつまでも子供じゃないし、世間知らずのままだと将来困るのは泉夏よって」

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