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桜の季節が巡っても
第9章 邂逅の春
「俺が知っているひとも、いつもその色をしていた」
「自惚れないで」
泉夏は恥ずかしさに、彼を即座に否定する。
「いつもなんかじゃない。たまたま。今日は偶然、この色なだけ。誰かに言われて嬉しかったからって、ずっと同じ色にしているわけじゃない」
-そんなのとっくに、もうやめたの。
言い訳をずらりと並べる。
すればするほど、全てを肯定しているだけなのに。
でも、本当だった。
終わりにしようと思っていた。
さっき確かに、そう思っていたところだったのに。
まさかあなたと今日、再会するなんて。
これじゃ誰がどう見ても、あなたがいなくなってもなお、私はあなたを好きだって言ってるようなもの-。
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