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桜の季節が巡っても
第9章 邂逅の春
「…何しに来たの」
「え?」
「何しに来たの?アメリカに行ったんじゃなかったの?もう、戻って来ないんじゃなかったの?」
-それともまた、嘘なの?
あの真夏の日から、七か月。
半年以上振りの再開。
涙を流すくらい喜んでいるくせに、刺々しい毒しか吐けない。
自分で言っておきながら、自分自身がとても苦しい。
そして恐らく-放たれた彼も。
その表情は勿論窺い知る事は出来ないが、自嘲するような響きが含まれていた。
「…そうだな」
「…」
「でも、嘘は吐いていない。…ただもう二度とは、少し誇張し過ぎたかもしれないが」
再度、秀王は振り返る。
彼女の顔は相変わらず、見る事は叶わない。
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