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桜の季節が巡っても
第9章 邂逅の春
まだ何もしてない。
まだ何も言っていない。
それなのにまた、お別れだけは必ずしなくちゃいけないの。
やだ。
やだよ、先生-。
泉夏の足は完全に動かなくなった。
「…大丈夫?」
彼女に歩調を合わせていた秀王も、歩みを止めた。
覗き込むように見られ、慌てて泉夏は身体を引いた。
懐かしい、あなたの匂い。
すぐに反応して熱くなる、身体。
はしたないと思いつつどうしようもない。
心と正反対の事ばかり口をついてしまうけど、この身体だけはいつも正直だった。
彼に対する言動もこれくらい正直になれるのなら、今この瞬間からだって少しは変化があるのかもしれない。
だけどそんな事、到底無理-。
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