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桜の季節が巡っても
第9章 邂逅の春
泣かせるつもりは全くない-でも、結果的にいつも傷つけてばかり。
そして最も自己嫌悪に陥るのが-泣きやませ方が、分からない。
こんなに涙を零してる彼女の姿は、見たくないと思っているのに。
笑って欲しいのに。
どうしたらいいのか-まるで分からない。
こうなるともう、思わずにはいられない。
「…やっぱり、逢ってはいけなかった」
-あの夏の日と同じように。
泉夏は濡れた両眼を、呟く彼に向けた。
「逢わなければ、辛い思いをさせずに済んだ」
だから、望んではいけなかったのだ。
もしも、逢えたならと。
もしかしてここでなら逢えるかもしれないと、足を運んではいけなかった。
なのに。
なのに、自分は-。
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