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桜の季節が巡っても
第9章 邂逅の春
永遠に続けばいいのに-そう願ったふたりだけの時間だったけれど、遂に終わりがきてしまった。
駅の西側入口に到着してしまった。
なるべく、ゆっくり。
ゆっくり、歩いて来た。
そんな私の気持ちを知ってか知らずか-あなたは何も言わず、隣りで歩調を合わせてくれていた。
なのに。
着いてしまった。
それなのに、着いてしまった。
お別れをする為に。
こんな哀しい場所、来たくなかった。
こんな哀しい場所、あなたと一緒に来たくなんかなかった。
そんな心とは裏腹に、さよならを言わなくてはならない。
でも。
どうしても、言えない。
どうしても、言いたくない。
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