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桜の季節が巡っても
第9章 邂逅の春
あなたは私の事なんて、なんとも思っていないのに。
去年の夏から、そんな事知ってるのに。
久し振りに私と再会した事、後悔してないと言ってくれた。
それは少なくとも嫌われてはいない-そういう事でいい?
それくらいは、自惚れていい?
好きにはなれない-でも、逢えて良かったぐらいは思ってくれてるって。
その言葉だけで十分。
その言葉を胸にここから立ち去らないといけない。
聞き分けの良い子供のように。
なのに。
その言葉だけで満足してない私-。
「…寒くない?」
長い静寂を、秀王が破った。
泉夏は無言で強く、首を振って否定する。
そんな彼女の姿に秀王もまた、黙って小さく頷く。
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