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桜の季節が巡っても
第1章 心恋の春
そんな娘の姿に、絢子の胸中は複雑だ。
探すまでもなく、この一面ピンク色の中ではほぼ不可能だと思うのだが-母は言葉を呑み込み、講堂に向け踵を返した。
「眼鏡が似合えばいいんだけどね…」
母親を見送った後(のち)。
泉夏は大急ぎで、自らの着ているスーツに目を凝らす。
どうかくっついていますように-祈るような思いで確認する。
しかし結果は、火を見るより-だった。
「まあ…やっぱそうだよね」
ほぼ無駄なのは、最初から分かっていたけれど。
長い巻き毛を邪魔にならないように右手で押さえ、その場にそろそろとしゃがみ込む。
下着が見えないように細心の注意を払いつつなので-正直、何かを本気で探そうと言う格好ではない。
他人からしてみたら眼鏡だろうがコンタクトだろうが、そんな事はどっちでもいいのだろうけど。
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