この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜の季節が巡っても
第10章 追憶の春
「そこまで信頼されてるのなら例え冗談だとしても、もう二度と裏切るような行為は出来ないよな」
驚きに満ちた顔は、やがて柔らかな笑みを浮べた。
龍貴は至極真面目に泉夏に告げた。
ふざけた事をせず、黙っていれば十分絵になる容貌をしているだけに-たまにこんな表情を見せられると、非常に心臓に悪い。
誘い込まれないように、泉夏は慌てて目を伏せる。
本当に-どきどきする。
必要以上に鼓動が早くなっているのはきっと、今日の彼自身がいつもとちょっと違うせいだ。
そうに決まってる。
でなければ、なんで-。
図らずも彼を意識し始めてしまってる自分を、認めざるを得なかった。
今まで何度もふたりきりになった事はあった。
でもその時はここまで-と言うか殆ど何も、危機感なんか覚えずにいた。
それは彼がどんな悪ふざけをしようとも、超えてはいけない一線だけは絶対守ってきたから。
/1346ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ