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桜の季節が巡っても
第10章 追憶の春
「二年間ずっと片想いしてきたのにな。結局失恋なんて、伊東君かわいそ」
「…一度はちゃんとすぐに断ったよ」
「二度目ももうちょっと早くしてあげてれば、色んな意味で良かったのにな」
「え?」
「少なくとも、キスしたのしないので悩まずに済んだじゃん」
言われ、またその事実に向き合う羽目になる。
「…だよね」
落ち込んでしまう。
「今更…もう仕方ないよ。忘れるまで暫く時間はかかるだろうけど」
「え、何?忘れられなかった?」
龍貴の意外そうな声音が、泉夏に向けられた。
「さっきのじゃ、伊東君のは忘れられなかった?」
初めは彼が何を言っているのか全く理解出来なかったが-ようやく思い当たる。
右頬に手をやり、泉夏は顔を染める。
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