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桜の季節が巡っても
第10章 追憶の春
そうなのだ。
押し倒された事に加え、これもあった。
決して忘れてたわけじゃなかったけれど。
「…忘れてないし」
伊東君のも、龍のも-喉まで出かかり、急いで口を噤む。
「おかしいな。伊東君とのよりは、かなりどきどきさせたつもりだったけれど?」
確かに最高にどきどきはしたとは-言えない。
「もしかして頬じゃなく、口に…だった?」
龍貴の冷やかしに、泉夏の語尾が跳ねた。
「当たり前じゃん!中学生じゃあるまいしほっぺにされたぐらいで、私だってこんなに悩まないしっ」
「お前の口からそんな台詞を聞くなんてな。ちょっとは大人になったじゃん?」
嗤われ。
泉夏は増々身体中の血液が顔に集まり、それを隠すように回れ右をする。
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