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桜の季節が巡っても
第10章 追憶の春
忘れる-その言葉に一瞬、別の想いが甦る。
本当にどうしてなのか。
どうして今、思い出したのか-。
「…先生も?」
「え?」
「先生の事も…忘れられる?」
最近では話題になる機会もめっきり減った人物の登場に、流石の龍貴も面食らう。
「…有栖川先生?」
龍貴の呟きに、泉夏は頷く。
「質問の意図がよく分からないんだけど。それはお前自身で、有栖川先生を完璧に忘れる事が出来るかなって俺に尋ねてるの。それとも俺が、お前から有栖川先生を忘れさせてやる事が出来るのかって訊いてるの?」
問われ泉夏は-ふたつめ、と小さく答える。
「無理だな」
龍貴は即答した。
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