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桜の季節が巡っても
第11章 逡巡の春
「で?今日一日デートして、帰宅がこんな夜遅くになったって?」
「…デートなんかじゃ全然ないし。閉館の三十分前に行って、駅までただ一緒に歩いて帰って来ただけ」
「再会を約束して別れてきたか?」
一笑する龍貴を、泉夏は軽く睨む。
「…そんなのもしてないし」
「あんなに逢いたがってた先生なのに?」
「私はそうでも、先生は違う」
言い終わり。
泉夏の脳裏に、彼の言葉が甦る。

『逢いたかったひとがいた』
『いつも綺麗な桜色の指先をしていた』

あれは、私の事?
それとも、別の誰かの事?
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