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桜の季節が巡っても
第11章 逡巡の春
それぐらいいいよね。
私、今まで頑張ってきた。
もし。
もしかしたら。
また、日本に来てくれたら。
私に、逢いに来てくれたら。
ゼロに近い確率に賭けてみただけ。
最後と覚悟したから、言えた事-。
「しかし、有栖川先生も大概しつこいよな」
龍貴の声に、泉夏は思わず眉を寄せた。
「え?」
「だってさ、突然大学辞めてもう逢えないと思ったら逢えて。アメリカ行ったと思ったらまた再会して。お前は折角忘れようとしてるのに、その度にまた好きな気持ちに火がついて。その繰り返しで、全然忘れられないじゃん。逢えないならもう逢えないでいてくれたら、流石に今頃は先生に気持ちはなかったと思うけど?」
尤もな事を指摘される。
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