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桜の季節が巡っても
第12章 希求の春
本当はどうして欲しかったの。
本当は来て欲しかった。
本当は逢いたかった。
そうなんじゃないの。
そうなんでしょう。
そうだって認めればいいのに。
「いつもきてたメールが、急にこなくなった…?」
龍貴は静かに尋ねた。
泉夏は力なく首を振る。
「…メールなんて。連絡なんて。だから本当にきた事なんて。一昨日、いきなり知らないメルアドから送られてきて、びっくりしたくらい」
恐らく向こうに行って、新しいアドレスに変えたか何かだろう。
危うく迷惑メールとして処理するところだった。
私のメルアドは-まだ消さないでいてくれた。
だから、メールが届けられたのだ。
本当は来て欲しかった。
本当は逢いたかった。
そうなんじゃないの。
そうなんでしょう。
そうだって認めればいいのに。
「いつもきてたメールが、急にこなくなった…?」
龍貴は静かに尋ねた。
泉夏は力なく首を振る。
「…メールなんて。連絡なんて。だから本当にきた事なんて。一昨日、いきなり知らないメルアドから送られてきて、びっくりしたくらい」
恐らく向こうに行って、新しいアドレスに変えたか何かだろう。
危うく迷惑メールとして処理するところだった。
私のメルアドは-まだ消さないでいてくれた。
だから、メールが届けられたのだ。

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