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桜の季節が巡っても
第12章 希求の春
確かなものが何一つない中で、三年待った。
三年も待った。
正しくは勝手に、だけど。
僅かの可能性にいつまでも縋って、未練がましく期待を捨てきれずに、ひとり待ってしまっていただけ。
もうちょっとだけ待てるかな-思ってた。
でも。
なんだかふと、疲れている自分に気付いてしまった。
虚しさが急激に襲ってきてしまった。
好きだけど-好きなだけではもう無理かも、と。
そもそも今は、日本とアメリカ。
約束もなく、そんな遠い距離、とても越えられそうにない。
年にたった数回、数時間逢うだけじゃとてももう。
第一そんな事、これから毎年繰り返すの?
いつまで?
ずっと?
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