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桜の季節が巡っても
第12章 希求の春
心と心が繋がってもないのに、何を拠り所にして?
何もない。
何ひとつ。
「いつ来るって?」
「えっ?」
「先生、今度いつ来るって言ってたの?」
龍貴は泉夏を一瞥した。
泉夏は口を閉ざす。
言い淀む彼女を刺激せぬよう、龍貴は再度穏やかに促す。
「泉夏?」
「…今日」
龍貴は目を見張る。
「今日…来るって言ってた」
泉夏はまだ涙乾かぬ双眸で、彼を見据えた。
龍貴は天を仰ぐ。
深い深い溜め息が、思わず漏れてしまう。
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