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桜の季節が巡っても
第13章 相愛の春
「好きになりかけてた。先生よりも本当に…好きになりそうだった。先生の事も忘れられるって思ってた」
-嘘じゃない。
龍貴は頷きながら、彼女の話に耳を傾けていた。
「今日だって私、相当心が揺らいでた。龍の事、好きなんだって」
-思い始めてた。
なのに。
なんで。
どうして。
「先生に逢いに行かなければ絶対に、私は龍の事を好きになっていたのに…!」
龍貴が近付き広げた両手に、泉夏は飛び込んだ。
我慢出来ずに漏れる、嗚咽。
泉夏の身体を抱き締めた龍貴は、優しく彼女の頭を撫でて囁いた。
「また得意の俺のせい?」
-先生の所に行って来いと送り出した、俺のせい?
笑う龍貴に、泉夏は激しく首を振る。
「龍のせいじゃない。全然、龍のせいじゃなんかじゃない」
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