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桜の季節が巡っても
第2章 了見の夏
「誤解させるような事言っちゃってごめんなさい!違うの。私、龍貴は好きじゃないの!」
勢いよく、頭を下げた。
数秒の沈黙が、ふたりに流れる。
それを破ったのは龍貴だった。
「お前ら兄妹って、ほんっとに面白いよなあ」
明らかに、今置かれている状況にはおよそ似つかわしくない反応に、泉夏は訝しげに面を上げた。
そんな泉夏から離れ。
笑いながら、龍貴は運転席に身体を預けた。
「龍貴は好きじゃないって。もうちょっとソフトな断り方があるだろ」
「…あ、ごめん」
確かに配慮に欠けてたかも-泉夏は素直に謝罪する。
繊細な心が滅茶苦茶傷付くなあ-龍貴は、セブンスターに火を点けた。
運転席側の窓を少し開け、煙を吐き出す。
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