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桜の季節が巡っても
第13章 相愛の春
「…また先生を好きになってしまった」
彼の背中に回した両手に力を籠め、胸に顔を埋(うず)める。
「また先生に恋してしまった。三年前のあの日から、もう何度目だろ。馬鹿みたいに、おんなじひとに何回も繰り返し。…何度だって、先生に。私のたったひとりの、恋愛の先生に」
-私は恋に堕ちる。
叶わないと諦めてた恋。
叶わないのに幾度も恋をして。
望みなんてこれっぽっちもないはずだった。
「片想いで終わるはずだった恋なのに、先生が叶えてくれた。今日、先生が叶えてくれた-」
自分を見つめる彼女の両目から、正に落涙する瞬間を目の当たりとし、狂気にも似た気持ちが秀王の中で爆ぜる。
こんなに愛しいひとは、他にいない。
こんなに愛しいひとは、他に渡さない。
こんなに愛しいひとは、自分だけのもの。
こんなに愛しいひとは、どうやって愛せばいい?
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