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桜の季節が巡っても
第2章 了見の夏
「泉夏、お誕生日おめでとう~!」
待ち合わせのカフェに着くなり、麻衣が抱きついてきた。
「ありがと。麻衣」
友達を受け止めながら、泉夏ははにかんだ。
「今日で十九歳だね」
「うん。少しは大人に近付けたならいんだけど」
笑いながら、泉夏は麻衣の真向いに座った。
お盆は過ぎたが、まだまだ暑さは厳しい。
今日も最高気温が三十度を超えると、朝の天気予報でやっていた。
駅からここまで歩いて来たので、店内の少し強めの冷房が非常に心地良かった。
「プレゼント持って来たよ~!開けてみて」
「ほんとに?凄く嬉しい!」
麻衣が差し出したブルーの包みを、感激しながらそっと、開いてみる。
「うわ、かわい…」
包装紙の中には、ジルスチュアートのネイルが二本。
薄いピンクと濃いめのピンク。
待ち合わせのカフェに着くなり、麻衣が抱きついてきた。
「ありがと。麻衣」
友達を受け止めながら、泉夏ははにかんだ。
「今日で十九歳だね」
「うん。少しは大人に近付けたならいんだけど」
笑いながら、泉夏は麻衣の真向いに座った。
お盆は過ぎたが、まだまだ暑さは厳しい。
今日も最高気温が三十度を超えると、朝の天気予報でやっていた。
駅からここまで歩いて来たので、店内の少し強めの冷房が非常に心地良かった。
「プレゼント持って来たよ~!開けてみて」
「ほんとに?凄く嬉しい!」
麻衣が差し出したブルーの包みを、感激しながらそっと、開いてみる。
「うわ、かわい…」
包装紙の中には、ジルスチュアートのネイルが二本。
薄いピンクと濃いめのピンク。

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