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桜の季節が巡っても
第13章 相愛の春
「…少しだけ昔話をしたいんだけど、聞いててくれる?」
「…先生の?」
秀王は笑って、頷いた。
「正直楽しい話ではない。でもだからって、悲しんだりもしないで欲しい。とっくに過去の出来事で、俺自身がそんな風に思ってもいないから」
「…うん」
「約束して」
「…分かった」
彼が何を語ろうとしているのか皆目見当つかなかったが-とにかくそう答えなければならない雰囲気だったので、従う他ない。
少し表情を硬くした泉夏を安心させるように微笑み、繋いだ手を優しく包み直して、秀王は口を開いた。
「俺が小学生に上がる年の春先に、両親と自分とその当時飼っていた白い犬と、ちょうど見頃の桜を見に遠出をしたんだけど-」
昔飼っていた、白い犬-泉夏は思い出す。
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