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桜の季節が巡っても
第14章 朧夜の春
『心臓の音が聞こえないか』だなんて。
そんな事、普通は有り得ない。
その胸に耳を押し当てれば、鼓動は感じる事は出来るだろうけど。
だからほんの軽い気持ちで『聞こえる』と言ったのに。
『冗談でしょ』と笑う彼女を想像してたのに。
思い切り真に受け驚いている彼女は-とてつもなく可愛かった。
同時に、果てのない喜びが込み上げてくる。
情けないほど張り詰めている自分と同じように、彼女も緊張しているのだと思っていい?
聞こえるはずなどないのに。
自分の『聞こえてる』を本気にしてしまうくらい、胸が破裂しそうに高鳴っているのだと-そう、思ってしまってもいい?
自惚れてる?
違う。
きっと、自惚れなんかじゃない-。
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