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桜の季節が巡っても
第2章 了見の夏
「ね」
「え?」
「大学行ってみない?」
麻衣の提案に、正直な泉夏の胸が瞬時に反応する。
「先生言ってたじゃん、殆ど休みなしで仕事してるって。今日も行ったらいるかもよ。誕生日に逢えたら最高じゃない?」
「…やめとく」
泉夏は唇を噛んだ。
「え、なんで?あんま期待しないで、いたらラッキーぐらいの気持ちで行ってみようよ?」
予想外の反応に、麻衣の声が大きくなる。
「…期待しないでなんて行けない。凄く期待してまう。それでもしも逢えなかったら、麻衣がお祝いしようと計画してくれた一日を私、きっと台無しにしてしまう。…だから行かない」
「泉夏…」
「今日は楽しく過ごしたいもん。麻衣と二人、一日笑って過ごしたい」
-だめかな?
恐る恐る、麻衣を窺う。
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