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桜の季節が巡っても
第3章 恋慕の秋
踏み出したい衝動を抑え-泉夏はその場に留まる。
今すぐだって側に行きたい。
たった一言でいいから-どうかお願い、その声を聞かせて。
そしてもしも叶うのなら-笑顔を、見せて欲しい。
切なく、胸が疼く。
でも。
私が近付けば、あなたはそこからいなくなってしまう。
講義以外の会話も、接近も、あなたが拒んでいるのをよく知っている。
自分の立場を弁え-また守る為に。
それは当然の事だ。
異を唱えはしないけれども-。
お洒落、してくれば良かったな-泉夏は自らの長い髪を撫でた。
あなたに逢えるのが分かっていたのなら、もっと可愛くしてきたのに。
あなたにとってはそんな事、どうでもいいだろうけども。
自己満足でも構わないから、もっと可愛い自分を見て欲しかった。
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