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恋花火***Special Starmine
第2章 新しい世界
翌日、部活の時間。
タケルにキャーキャー言ってた子たちは来なくて
パインちゃんだけは入部を決めたみたい。
「よろしくお願いします。一年マネージャーの吉田ミカコです。」
ぴょこんと結わえた前髪がチャームポイントの女の子。
もうすぐ春季大会が始まる。
それに向け、自己紹介もそこそこに練習が始まった。
「パインちゃんっていうより、ミカンちゃんじゃね?」
休憩中、そんなことをレンが話していた。
「でも前髪はパインだぞ。」
「そうだよなぁ」
そんな二人の会話を「くだらない」と美波が一刀両断していた。
パインちゃん改め、ミカコちゃんは
ユリ先輩に宣言してた通り、本当にマネージャーとして純粋に仕事してた。
「菜月先輩、手伝いますよ」
「いいの?ありがとう。」
力もちで、重いものをひょいひょい担いじゃう頼もしいミカコちゃん。
背も割と高いので、梯子を使わなくても色んなところに手が届いて羨ましい。
一方私はというと、梯子がないとロッカー上段には届かない。
だけど今日は梯子が見当たらなくて、仕方がないから精一杯背伸びしていたら、ドサドサ〜っと荷物が落ちてきた。
私の上に……
顔を直撃したので、ただでさえ低い鼻が、更に低くなったかも…。
「大丈夫ですか!?」
音を聞いて駆けつけてくれたのはミカコちゃん。
思わず鼻に目をやると、ミカコちゃんの鼻はすっと鼻筋が通っていて素敵なことに気が付いた。
よく見れば瞳の色も若干緑ぽいような…?カラコンかな?
「…もしかして、菜月先輩気付きましたか?」
「へ?」
なんのこと?と思ってたら
「…私実は、クォーターってやつなんです。」
「それっておじいちゃんかおばあちゃんが外国の方ってこと?」
「そうなんです。母方の祖父がドイツ人で…」
「そうなんだ!すごい綺麗な目だね。」
するとミカコちゃんは、恥ずかしそうに笑った。
本当に綺麗な色の瞳が、すごく素敵だと思った。
タケルにキャーキャー言ってた子たちは来なくて
パインちゃんだけは入部を決めたみたい。
「よろしくお願いします。一年マネージャーの吉田ミカコです。」
ぴょこんと結わえた前髪がチャームポイントの女の子。
もうすぐ春季大会が始まる。
それに向け、自己紹介もそこそこに練習が始まった。
「パインちゃんっていうより、ミカンちゃんじゃね?」
休憩中、そんなことをレンが話していた。
「でも前髪はパインだぞ。」
「そうだよなぁ」
そんな二人の会話を「くだらない」と美波が一刀両断していた。
パインちゃん改め、ミカコちゃんは
ユリ先輩に宣言してた通り、本当にマネージャーとして純粋に仕事してた。
「菜月先輩、手伝いますよ」
「いいの?ありがとう。」
力もちで、重いものをひょいひょい担いじゃう頼もしいミカコちゃん。
背も割と高いので、梯子を使わなくても色んなところに手が届いて羨ましい。
一方私はというと、梯子がないとロッカー上段には届かない。
だけど今日は梯子が見当たらなくて、仕方がないから精一杯背伸びしていたら、ドサドサ〜っと荷物が落ちてきた。
私の上に……
顔を直撃したので、ただでさえ低い鼻が、更に低くなったかも…。
「大丈夫ですか!?」
音を聞いて駆けつけてくれたのはミカコちゃん。
思わず鼻に目をやると、ミカコちゃんの鼻はすっと鼻筋が通っていて素敵なことに気が付いた。
よく見れば瞳の色も若干緑ぽいような…?カラコンかな?
「…もしかして、菜月先輩気付きましたか?」
「へ?」
なんのこと?と思ってたら
「…私実は、クォーターってやつなんです。」
「それっておじいちゃんかおばあちゃんが外国の方ってこと?」
「そうなんです。母方の祖父がドイツ人で…」
「そうなんだ!すごい綺麗な目だね。」
するとミカコちゃんは、恥ずかしそうに笑った。
本当に綺麗な色の瞳が、すごく素敵だと思った。