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恋花火***Special Starmine
第2章 新しい世界
その日はなんだかタケルと離れたくなくて


無理言って私の家まで来てもらった。


一階の窓からそーっと侵入……しようと思ったら、外でタバコ吸ってたおじいちゃんにバッチリ見つかってしまった。


「夜分遅くにすみません。お邪魔します。」


深々と頭を下げたタケルに向かって、気持ち悪いとおじいちゃんが言ってた。





「他に服なかったっけ〜?」


お風呂上がりのタケルが、上半身裸で部屋に来た。


「ちょっと服着てよ。」

「だってちいせーんだもん。」

「小さいって…ほんとだ。」

「でしょー」


うちに置いてたタケルの着替え。


ジャストサイズだったシャツが窮屈になってた。


「タケル大きくなったの?え、いつまで成長続けるの!?」

「わからん。リハビリで鍛えてるからかも。」

「上半身関係あるの?」

「全身のバランスが大切らしい。」


タケルは以前負傷した膝をリハビリしつつ、サッカーを続けている。


膝は100%元に戻すのはやはり無理らしい。


だから様子を見ながら、ってこと。


タケルの主治医に私も話を聞いたことがある。


主治医が言うには、タケルは"膝に爆弾を抱えた状態"らしい。


だけどちゃんと様子を見ながらだったら、今はサッカーしても大丈夫、ということらしい。


「だから筋肉ついたのね…」

「やだはずかしー♡」

「つん」

「やん♡」


悶えてる気持ち悪いタケル。


「替えないよー」

「いいよこのまま寝るから。」

「このままって、上半身裸で!?」

「だってないじゃん。」

「そうだけど……えー!」

「嫌なの?」

「嫌っていうか…」


ドキドキして眠れないよ


最近ただでさえタケル好き好き温度上昇中なのに


どうなるの私。


「んじゃー菜月も脱げ」

「なぜそうなる!?」

「一人だけ裸だとはずかしーだろ」

「意味わかんない!」


あれよあれよという間に服を脱がされ


なぜか私はすっぽんぽん!


「下まで脱がす意味!」

「エッチする〜」


そのまま覆い被さってきた……


当然私は気持ちよくなっちゃって


抵抗のひとつもなく、事が進んだ。


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