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恋花火***Special Starmine
第3章 イケメンですか?
美波がすごく苛立っているのがビシビシ伝わってきた。


「…ねぇ、レンってどうなったの…?」

「変わらずじゃね?」

「もう美波限界なんだよ…きっと。タケルからレンに言えないの?」

「言ってるけどあいつ聞かねぇもん。」


だけど日に日に美波の元気はなくなっていってる。


早くどうにかしないと…


「まだレンも迷ってるんだって。だって昼休みは必ず美波といるし。」

「半端な優しさは余計に傷つけるだけだよ。」


私なんかがあれこれ言える立場じゃないけど。


日々変わってく美波の姿に、どうしたらいいかわからない。


「…しばらく私もタケルとくっつくのやめる。」

「は?なんでそーなんの?」

「だって美波が…」

「俺らがくっつかなくなったらあいつら変わるのかよ」

「わかんない!わかんないけど…しばらくやめよ。」

「意味わかんねー」

「わかんないならそれでいいよ。わかるまで離れよ。」

「はぁ?…まーいいや。そうしたいならそうすれば?」

「そーする。」

「あっそ。じゃーな。」


…タケルも帰って行った。


私は薄暗い部室に一人残って


窓から見える夜空を眺めた。


…二年生になって


いろんな事が変化していって


その変化についてくのに必死なんだよ。


なんでわかってくれないんだよ…


夜空を見ていたらまた涙がこみ上げてきた。


この涙はなに?


自分でもわからない理由なき涙を


ただただ溢した。

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