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恋花火***Special Starmine
第4章 星に願いを
都合よく部活が休みになるだなんて
そんなこと続くはずもなく
翌日は普通に部活があった。
「今日は素直じゃん。」
「…まぁね。」
正面玄関でまたタケルに捕まった。
そんな警戒しなくてももう逃げません。
「…おまえさ」
「ん?」
「熱あんじゃね?」
「へ?」
いつのまにか繋がれていた手から、タケルに伝わった体温が高いらしい。
念のためだとを計るために、私を保健室へと連れて行った。
「げ、マジかよ。」
「何度…?」
「39度越えてます。」
「え……」
今まで全然気付かなかったのに、熱があると知らされた途端、急に身体がフワフワし始めた。
こんな高熱は久しぶりで
身体を支えるのも精一杯。
「送るからもう帰ったほういいよ。」
「部活行く…」
「いやいや、今部活なんかしたらおまえ死ぬぞ。」
「そんな大げさな…」
言いつつも身体はフラフラで
今まで立ってたのが不思議なくらい全身に力が入らない。
「行く…」
「やめとけって。」
「行くの!」
だって
今日休んだりなんかしたら
また美波に甘やかされてるって思われちゃう
もうこれ以上嫌われたくなんかないんだよ……
「いいから帰ろ。」
「いや!!」
タケルの手を振り払って
そこから記憶が途絶えた。
次に目を覚ましたときは
私は、よく見慣れた天井を見上げていた。
そんなこと続くはずもなく
翌日は普通に部活があった。
「今日は素直じゃん。」
「…まぁね。」
正面玄関でまたタケルに捕まった。
そんな警戒しなくてももう逃げません。
「…おまえさ」
「ん?」
「熱あんじゃね?」
「へ?」
いつのまにか繋がれていた手から、タケルに伝わった体温が高いらしい。
念のためだとを計るために、私を保健室へと連れて行った。
「げ、マジかよ。」
「何度…?」
「39度越えてます。」
「え……」
今まで全然気付かなかったのに、熱があると知らされた途端、急に身体がフワフワし始めた。
こんな高熱は久しぶりで
身体を支えるのも精一杯。
「送るからもう帰ったほういいよ。」
「部活行く…」
「いやいや、今部活なんかしたらおまえ死ぬぞ。」
「そんな大げさな…」
言いつつも身体はフラフラで
今まで立ってたのが不思議なくらい全身に力が入らない。
「行く…」
「やめとけって。」
「行くの!」
だって
今日休んだりなんかしたら
また美波に甘やかされてるって思われちゃう
もうこれ以上嫌われたくなんかないんだよ……
「いいから帰ろ。」
「いや!!」
タケルの手を振り払って
そこから記憶が途絶えた。
次に目を覚ましたときは
私は、よく見慣れた天井を見上げていた。