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恋花火***Special Starmine
第7章 夏の日の強化合宿
なんの冗談?って思ったけど……
「キャプテン今日の練習どーしますか。」
「疲れてませんかキャプテン」
「今日の夕飯はなんですかキャプテン」
タケルはみんなにキャプテンと呼ばれるようになっていたから、冗談ではないみたい。
「どいつもこいつもキャプテンキャプテンうるせー!あだ名かよ!!」
「違うから。笑」
合宿中、タケルの周りには常に人がいて
全然話す時間がなかった。
話さないまま迎えた、合宿最終日。
「美波、ちょっと時間ある?」
銭湯に行った帰り、レンに呼び止められた。
「えっ…な、なに?」
いきなりのことに動揺して、銭湯上がりの桃色ほっぺが紅色になっちゃう美波。
それを見て、同じく紅潮しちゃってるレン。
これは祭りだ!祭りの予感!
「レン、タケルどこにいるかな?」
「合宿所じゃね?」
私は美波とレンと別れ、タケルの姿を探すため、合宿所へと急いだ。
レンが言っていた通り、合宿所にタケルのスニーカーがあった。
早くレンと美波のことを伝えたい。
逸る気持ちをおさえ、タケルの部屋へと向かった。
するとタケルの部屋から、ちょうど人が出てきて鉢合わせした。
「あっ!」
ミカコちゃんだった。
あっ!…ってなに?
しかも、私に会っちゃってマズイみたいな表情。
「なにー?パインちゃんどしたの?」
続いて出てきたのはタケル。
「菜月じゃん。なんか用?」
なんか用?
なんだったっけ。
頭は真っ白で、用事もすっぽ抜けてしまった。
「えと、菜月先輩!ごめんなさい!」
「え…?」
唐突にミカコちゃんに謝られて、更に訳がわからなくなった。
「もーパインちゃん。そんな風にごめんとか言ったら誤解招くから。」
「あ…、ですよね。ごめんなさい…」
「また謝ってるし。」
笑いあう二人。
どうして私はこんなやり取りを傍観してるのかな…。
「ちょっと入れば。」
入るともなんとも言っていないのに、タケルは私を部屋に入れて
パインちゃんはペコッと頭を下げ、立ち去っていった。
「キャプテン今日の練習どーしますか。」
「疲れてませんかキャプテン」
「今日の夕飯はなんですかキャプテン」
タケルはみんなにキャプテンと呼ばれるようになっていたから、冗談ではないみたい。
「どいつもこいつもキャプテンキャプテンうるせー!あだ名かよ!!」
「違うから。笑」
合宿中、タケルの周りには常に人がいて
全然話す時間がなかった。
話さないまま迎えた、合宿最終日。
「美波、ちょっと時間ある?」
銭湯に行った帰り、レンに呼び止められた。
「えっ…な、なに?」
いきなりのことに動揺して、銭湯上がりの桃色ほっぺが紅色になっちゃう美波。
それを見て、同じく紅潮しちゃってるレン。
これは祭りだ!祭りの予感!
「レン、タケルどこにいるかな?」
「合宿所じゃね?」
私は美波とレンと別れ、タケルの姿を探すため、合宿所へと急いだ。
レンが言っていた通り、合宿所にタケルのスニーカーがあった。
早くレンと美波のことを伝えたい。
逸る気持ちをおさえ、タケルの部屋へと向かった。
するとタケルの部屋から、ちょうど人が出てきて鉢合わせした。
「あっ!」
ミカコちゃんだった。
あっ!…ってなに?
しかも、私に会っちゃってマズイみたいな表情。
「なにー?パインちゃんどしたの?」
続いて出てきたのはタケル。
「菜月じゃん。なんか用?」
なんか用?
なんだったっけ。
頭は真っ白で、用事もすっぽ抜けてしまった。
「えと、菜月先輩!ごめんなさい!」
「え…?」
唐突にミカコちゃんに謝られて、更に訳がわからなくなった。
「もーパインちゃん。そんな風にごめんとか言ったら誤解招くから。」
「あ…、ですよね。ごめんなさい…」
「また謝ってるし。」
笑いあう二人。
どうして私はこんなやり取りを傍観してるのかな…。
「ちょっと入れば。」
入るともなんとも言っていないのに、タケルは私を部屋に入れて
パインちゃんはペコッと頭を下げ、立ち去っていった。